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最上川下り~鶴岡市へ-山形の旅4 [旅]

2013627日(木)

朝から良い天気に恵まれた。

まず、昨日時間切れで入れなかった酒田市立美術館を訪ねる。

美術館は、飯森山の一角、鳥海山や最上川などが望める高台にある。

彫像の点在する坂道を上り、受付に行くと

「本日は入館無料!」ということだった。

ラッキー!

「あべとしゆき水彩画展」が行われていた。

「水彩画 静かな光を求めて~あべとしゆき制作ノート~」出版記念だそうだ。

とりあえず、作品をと入ると、

「?????写真じゃない?」

で、目をこらして見て、やっと気が付いた!

「絵だ!」

もうびっくりだった。

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素晴らしい!出会いでした。

さて、次は、最上川をさかのぼっていく。

遠くには、まだ残雪をまとった山々が見える。

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途中でこんな看板があった。

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最上川下りの出発点に到着。

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船着き場の川向には、このような看板が立っている。

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早速、乗船!

さわやかな風を浴びながら、船は最上川を下っていく。

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途中、対岸に赤旗がたなびき、テントが見えた。

女の人が手を振っている。

なんなんだと思っていたら、記念写真のカメラマンだという。

で、船のテントを開けて、みんなが写るようにして記念写真!

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案内人の説明を聞き、歌を聞き、トークに笑いながら下っていく。

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なにしろ「おしん」のおかげで、この船会社は大発展をしたそうである。

「おしん」様様だそうだ(笑)

終点の到着、洋館建ての船着場。

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1時間の船旅の後は、近くの道の駅に立ち寄ったが・・・・・

これって日本?

韓国の道の駅みたいなのだ。

でも日本の道の駅「とざわ」

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なんでも韓国の人との交流があり、こんな姿になったとか。

そこから鶴岡市に向かった。

途中、最上川沿いにあるJR高屋駅に立ち寄った。

高台にあるこの駅舎は、こじんまりとしたかわいい建物である。

列車を待っている僕らと同じぐらいの年のご夫婦がいた。

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駅をまたぐようにして、駅舎脇から南西側に跨線橋が山の方までに

かかっている。

川の対岸には渡し船でしか行く事の出来ない縁結びスポットとして

知られる仙人堂神社があり「縁結び切符」が販売れている。

この事から高屋駅は「縁結びステーション」とも呼ばれるとのこと。

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御夫婦を見送ってから、鶴岡市へ一目散

鶴岡公園に車を止めて、歩いて散歩。

鶴岡公園は、元庄内藩酒井氏の「鶴ヶ岡城」跡である。

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お濠沿いに歩いていると、「藤沢周平 その作品とゆかりの地」の看板。

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ここは彼の作品「花のあと」のモデルの地。

映画の花見のシーンが、脳裏にありありと浮かぶ。

まずは大寶館、大正天皇の即位を記念して建てられた洋館風の建物。

中は人物資料館になっていて、鶴岡市出身者などの業績が紹介されている。

高山樗牛誕生の間というのもあった。

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次は、この旅行の目的の一つ、「藤沢周平記念館」だ。

僕ら夫婦は、藤沢周平の大ファンなのである。

僕は特に彼の作品で武家物が大好きなのだ。

「馬の骨」は、謎解きの為に10回ぐらい精読したが・・・・・

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この記念館は2010年に開館したのであるが、

なぜか僕の買った2冊の旅行案内雑誌には、紹介されていないのだ。

館内には、自宅書斎も再現されていて、ファンは必見の記念館である。

記念館のあとは、お隣の庄内神社の宝物殿

でも、誰もいないので、勝手に見学。

もちろんチケットは共通券で買ってたよ。

今日は、これで見物は終わり、ホテルへ向かった。

ホテルの部屋から、夕日を眺めた。

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今日の終わりです。


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酒田市観光-山形の旅3 [旅]

2013626日(水)-2

北陸自動車道をひたすら走り、午後2時過ぎ、酒田市に入る。

早速「本間家旧本邸」へ直行。

本間氏は、千石船での豪商であるとともに3千町歩を有する大地主。


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本間家旧本邸は、三代光丘が幕府巡見使一行の本陣宿として

明和4年(1768)に新築し、荘内藩主酒井家に献上したが、

その後返された。瓦葺き平屋書院造りで、表から見れば二千石旗本の

格式を備えた長屋門構えの武家屋敷造りで、奥は商家造りとなっている。

本間家は、武家屋敷は普段使わず、商家造りの方で生活していたという。

このように二つの建築様式が一体となった建物は、珍しく、

他に例を見ないという。

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見学者は、僕らを入れて10人ほどなので、

ゆっくり説明を聞きながら見学できた。

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本間家旧本邸から道路を挟んで別館が有り、

ここでは、当時の生活品などが展示され、売店もあった。

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近くに本間美術館があるというので、足を伸ばすことにした。

モダンな建物の美術館は、庄内藩主酒井家や米沢藩主上杉家からの

拝領品が中心だった。

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ところが、この美術館と同じ敷地に本名家別邸があった!

建物は「清遠閣(せいえんかく)」と呼ばれ、藩主が領内巡視の際の休憩所

としてつくられたが、大正14年には東宮殿下(昭和天皇)が宿泊されるなど

酒田の迎賓館としても使用されたという。

当時の建築様式や調度品が大正ロマンを感じさせてくれた。

清遠閣の前には、大きな庭園がある。

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「鶴舞園」と名付けられている。

鳥海山を借景とする池泉回遊式庭園で文化10年(1813)に創られた。

池の中島に鶴が舞い降りたことから、藩主により名付けられたという。

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見所の多い本間家関係で、以外と時間を費やした。

で、急いで次の目的地、土門拳記念館に向かう。

酒田出身の世界的写真家土門拳氏の全作品を収蔵、展示する日本で

最初の写真美術館ということで、ここを選んだ。

この美術館は、飯森山公園の池の畔にある。

館内は撮影禁止なので、外観だけになった。

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館内は、すごく贅沢な空間があり、広い!

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ゆったりとした椅子も、あちこちに設置されていて、

のんびりと作品を鑑賞できるように工夫されている。

閉館時間まで、鑑賞させてもらった。

酒田市立美術館も行きたかったが、タイムアウトになった!


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2つのすてきな出会い!-山形の旅2 [旅]

2013626日(水)

天気は、晴れ。

宿泊の姫川温泉ホテル国富 翠泉閣を出発、
糸魚川インターから、北陸自動車道を一路、山形県へ向かう。

ホテル国富 翠泉閣は、温泉も食事もおもてなしもすごくよかった。

ここで2つの出会いがあった。

食事会場に向かう途中に、展示されたものに目が留まった。

木で作られた風景画である。

その中で「草原の童」と名付けられた作品にこころが惹かれた。

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で、僕らの担当の若い女性の方に、この作品の種類を聞いた。

木象嵌(もくぞうがん)だという。

作者のリーフレットをいただいた。

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木象嵌とは、様々な色、模様の木々を意図する形に切って嵌(は)める技法で、

画家が絵の具を使って絵を描くように木々を使って絵を創るものだという。

作者は、小森谷 徹(こもりや とおる)さん。

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1958年に埼玉県幸手市に生まれ、2000年に“雪のある田舎暮らしにあこがれて

新潟県糸魚川市に家族で移住。2002年から独学で木象嵌を始められたという。


「あの作品は買えないんですか?」と聞くと

作品は、ホテルが展示だけお受けしているものだと気の毒そうにいう。

直接電話して聞いてみるようかと半分あきらめ気分で食事!

しばらくして、彼女が来て、

「小森谷さんに電話して聞いたら売ってもいいということでした。」と

値段を伝えてくれた。

その値段を聞いて、僕はびっくり!

なんと僕が考えていた値段と全く同じ値段だったのだ。

で、即刻買う返事をした。

翌朝、チェックアウトしていたら、彼女が作品を段ボール箱に厳重に

梱包したものを運んできてくれた。

小森谷さんに直接会ったわけではないが、作品を通じての

よき出会いであった。

ホテルを出るとき、ホテルの彼女は、玄関前の道路に立って

車で去って行く僕らを、いつまでも手を振り見送ってくれた。

僕も車の窓を開け、手を振って応えた。

長い坂を車が見えなくなるまで、

手を振り続ける彼女の姿をバックミラーに見ながら

心が熱くなるのを感じた。

おもてなしの極意を知らされた気がした。

これも印象的な出会いであった。


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輝く懐かしい湖水-山形の旅1 [旅]

2013年6月25日(火)

藤沢周平のゆかりの地、山形県鶴岡市を旅することにした。
で、「まっぷる」と「るるぶ」の山形版を買って調べたが、
鶴岡の観光情報に藤沢周平の関係は、まったくない!
仕方がないので、ネットで調べたらあった!
「藤沢周平文学の原風景を訪ねる旅」の案内があった。

交通機関もいろいろ思案したが、結局車で行くことにした。
一日で行くのは、ちと厳しいので、
途中、姫川温泉で一泊することにした。

松本から千国街道を北上し、懐かしの木崎湖、青木湖に立ち寄った。
何十年ぶりかの道である。

かって立ち寄ったことのある湖畔のカフェで
一休みしようと思った見当たらない。
記憶では、まさに湖のすぐ側にあったとおもうのだが
どうも、今走っている道は、新しくできた国道のようなので
湖畔沿いの道を探して、引き返した。

が、木崎湖まで来ても見当たらない。
再び、湖畔の道を白馬の方に引き返していたら、発見!

この湖畔の道は、新しく国道ができたからか
以前の賑わいは、全くない。
まさに裏通りになってしまって、地元の人しか通らないらしい。
かのカフェも閉店していた。
今日が休業日と言うよりも、廃業しているようだ。
時の流れを感じさせられた。

が、湖は、以前と同じ変わらぬ姿を見せてくれた。
遅い午後の光の中で輝いていた。

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              (大糸線 稲尾駅 木崎湖畔)

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                      (木崎湖)

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                     (青木湖)

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                   (青木湖の釣り人たち)

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湖に救われたような気分である。

今日の宿泊地は、新潟県糸魚川市の姫川温泉である。

                                                      (つづく)


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疎水散策 小関越え [散策]

2013年4月23日(火)

「友人が山科から琵琶湖まで散策する企画をしてるけど参加しない?」
と妻が誘ってくれた。
「ただし、途中に”小関越え”があるそうよ」という。
僕は、坂道を歩くのは、大の苦手なのだ。
肺の病で、すぐ息切れして、苦しくなる。
「ゆっくり歩いたらいい、遅くなっても私がつきあってあげる」と言うので
参加することにした。

JR山科駅に10時半集合。
総勢8名で出発、洛東高校を横手にみて、疎水沿いを歩く。

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途中、道路沿いの民家の前で、パンフレットが置いてあった。
自由にどうぞというので、いただいた。
疎水沿いの散策には、24ページの貴重な資料で、よくできた内容である。

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散策路もきれいに整備されていて、気持ちよく歩ける。

諸羽トンネル(京都側)
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諸羽トンネル(琵琶湖側)

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一燈園

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一燈園関係の「小さな直売所」でトマトなどを売っていた。
で、早速ご婦人方は、お買い物!

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疎水沿いの道を進む。
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さらに進むと藤尾川が道沿いに。
その川の中でサギが一緒にお供してくれた。

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もうここは、滋賀県
第一トンネル西口洞門に到着
「扁額でたどる琵琶湖疎水」という看板があった。

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眼下にみえる洞門には、山縣有朋 揮毫の扁額が見える。
看板にも解説がある。
「廓其有容」(かくとしてそれいるることあり)
( 疏水をたたえる大地は奥深くひろびろしている)

やがて、僕の苦手な上り坂となる。
参加者は、野の花などを眺めながら、
「あれは食べられる」「・・・・して食べるとおいしい」・・・
野の花を愛でるかと思えば、その実、食への関心の方が大きいらしい。

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が、僕は、その仲間には入れるような状況ではない。
とにかく、息を切らして、ゆっくりとしか、歩けないのだ。
で、どんどんみんなに遅れていく。

そんな僕に妻ともう一人男性がつきあってくれた。
ありがとうです。

ところが、先の食グループは、野の花とのつきあいで、
ますます話に花が咲き、スピードも落ちて、
僕はおかげで、追いついた。

さらに、追い抜いて、一人ひたすら歩く。
とうとう、小関峠にたどり着いた。
本当にホッとした。
もうこれで、難所は抜けたという思いと、
がんばって歩き通したことへの満足感が胸を膨らませてくれた。
一人、先にさっさと歩いていた人が峠で待っていてくれた。

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が、食のグループは、なかなかやってこない。
二人で待つことしばし。
なんだかウサギとカメの話を思い出したよ。

ようやくやってきた妻を見ると帽子にアケビを巻き付けている。
敗残兵みたいだと言いながらも、なぜかうれしそうに僕に自慢する。

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峠の近くに「喜一堂」というお堂があった。
地蔵さんがまつられている
工事で発見された地蔵を地元の人が平成元年に建立したという。

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そこから琵琶湖側の道は、今登ってきた道よりも傾斜のきつい坂が
延々と続いている。
木や花を眺めながら、歩いていたら、登ってくる婦人がいた。
「たいへんですねえ」といったら
「どうってことない。毎日歩いてる。庭みたいなものです」と
さっさか登っていくのだ。
びっくり仰天である。

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坂道を下りきると、大きな墓地が有り、寺もある。

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石の道標が立っていて、そばに説明の看板があった。

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が、それと同じ場所に恐ろしげな案内板もあるのだ。
後で調べてみようと思った。

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長等神社前をとおり、

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疎水第一トンネルの洞門を見る。
こちらは、鉄の扉がついている。

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大津閘門に至る。
これって「こうもん」って読むのだが、知らんかったなあ!
船の航行のための水位を調整する所だというのだ。
勉強になりましたです。

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そこから浜大津まで歩いて、遅い朝食会。
料理は中華料理だけど、なんと言っても、生ビールがおいしかった!!
で、おもしろい話で満開!
楽しい一日になりました。

でもって、例の恐ろしげな看板の話
昔、本願寺の蓮如上人が比叡山延暦寺衆徒から親鸞聖人の木像の真影を守るため、
比叡山と対立する三井寺にその真影を預けた。
その後、文明12年(1480)山科本願寺が建立されたので、
預けた真影を返してもらうために門徒衆が三井寺を訪ねた。
ところが三井寺は「真影を戻してほしければ、人間の生首二つ持ってこい」
という難題を持ち出したのだ。
光徳寺の門徒で、源右衛門、源兵衛という漁師の親子がいた。
この難題を聞いたふたりは、自らの首を差し出そうと心に決めた。
父源右衛門は、息子源兵衛の首を持ち三井寺に出向いた。
「もうひとつの首は?」と聞かれて
もとより覚悟の源右衛門は「このわしの首だ」と行った。
三井寺は、親子の殉教心に感じ入り、真影と源兵衛の首を返した。
という話である。
が、なぜか源兵衛の首は、堅田の光徳寺、ここ等正寺、
さらに両願寺にもあるという。
源兵衛の首が三つある。
三寺ともに自分ちのところが本物だといってるとか。
どうなってんの?


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小・中学校時代の同窓会へ [旅]

2013年2月24日(日)

小学校・中学校時代の同窓会に参加するために帰省した。
フェリーで大分港に早朝に着いたので、大好きなやまなみハイウエイを
走ってみることにした。
まず、鶴見岳の裾野を通り、神楽女湖に行く。
朝日の当たり出した湖には、まだ霜があった。
アヤメ・菖蒲で有名な湖であるが、今は、その季節でもない。
観光客は、僕一人である。
人影もない湖をのんびりと散策した。

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湖からは、鶴見岳が望める。

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この山には、頂上付近までケーブルで上がれる。

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信仰の山である。

この湖の近くにもう一つ志高湖という湖がある。
僕の大好きな湖である。春は桜、夏はキャンプ、秋の紅葉ときれいな
湖で、シーズンには多くの人で賑わうのであるが、
今日の訪問者は、ここでも僕一人であった。

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それでも、レストラン・売店は、開店していた。
で、ひとりのんびりと朝食をした。

湖畔では、白鳥たちものんびりとしてて、近づいても全く動じない。

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やまなみハイウエイに戻る途中、鶴見岳の向こうに並んで由布岳が見えた。

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路傍にお地蔵さん、湯布院まで12km。

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由布岳登山口に到着。
駐車場には車がたくさん並んでいて、みんな登山客である。

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由布岳の裾野は、ススキ焼きが済んでいて、黒い地面のあちこちに
クヌギの木がぽつりとたっている。

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狭霧台展望所で、休憩。

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由布岳の姿を撮影、振り向けば眼下に湯布院の町並みが見える。

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湯布院の町を素通りして、水分峠を越えて、やまなみハイウエイを走る。
山下湖も素通り、目的地の朝日台に行く。

朝日台レストハウスで、おいしいコーヒーを飲む。
帰省の時は、決まって、ここでコーヒータイムを取るのである。
お気に入りの場所である。
そのレストハウスの向かいに「朝日台ロッジ」という喫茶店がある。
今は、営業をしてないのが残念であるが、
本当は、この喫茶店が気に入っているのだ。

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かっては、朝日台レストハウスの社長さんの奥さんが一人で営業していた。
が、ご病気で営業できなくなったという。
店内の雰囲気が、すごく気に入っていたので、社長さんと話す。
あの喫茶店をやってくれる人がいたら貸してもいいとのことで、
少し、僕も気分が動くのであるが・・・・・・

朝日台を出て、「九重"夢"大吊橋」に行く。
高さ173mの日本一の人道吊り橋。
この橋から「日本百名滝」の一つ「震動の滝」が眺められる。
でも、こんな山中に20億もかけて、こんな橋作ってどうするの?と
多少疑問に思う。

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で、やまなみハイウエイに戻る。
長者原から、九重連山を望む。

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中央で噴煙を上げているのが、硫黄岳。

長者原を抜けて、一路牧ノ戸峠に向かう。
まだ、雪が残っていた。
峠の駐車場も登山客の車で埋め尽くされていた。

峠を南に少し下った展望所から阿蘇の連山を見る。
阿蘇山は、阿蘇五岳の総称で、阿蘇山という単体山はありません。
向かって、左から根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳。
現在噴煙を上げている火口のあるのは、中岳。

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阿蘇五岳は、お釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ていることから
「阿蘇の涅槃像」と呼ばれています。
根子岳が顔、その右の高岳が胸、中岳がへそ、
杵島岳と烏帽子岳がひざに例えられます。
ここを訪れた作家、徳富蘇峰が「涅槃像」と命名したといわれています。

写真の下の高原は、瀬の本高原で、有名な大観望に連なっています。

が、僕は、ここで別府に引き返した。
午後3時、同窓会会場の杉乃井ホテルにチェックイン。
部屋の窓から、西日に映える別府の町と湾がすばらしい。

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幹事の同級生とまずは、温泉に!
高台にあるこのホテルの露天風呂からも、別府の町と別府湾が一望できる。
爽快な気分になる。

で、夜は楽しい同窓会!
一目でわかる奴、誰だかわからないほど風貌の変わった奴。
無口だったのに、めちゃくちゃしゃべりになった奴。
時の流れを感じさせる。
学校時代の話に花が咲く。

意外だったのは、自分では、まじめな子供だったと思っていたが
級友は、こぞって、僕が腕白小僧だったというのである。
けんかはしなかったけど、担任の先生を悩ませることばかりしてたとか。
でも、楽しい一夜をみんなで過ごすことができたのは、うれしい限りである。

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心に残るもの [絆]

2013年2月22日(金)

先日妻と「RAILWAYS~49歳で電車の運転手になった男の物語~」を
テレビで見た。

中年のエリート社員が自分に素直な生き方として選んだのが、
一畑電鉄の運転手だったのであるが、職種は別として、生き方としては
僕も大いに共感できる生き方である。

ドラマの終盤、東京で暮らす妻が訪ねてきて主人公の中井貴一とのやりとりに
心を打たれた。
妻は東京で事業を立ち上げて一応成功しているので、別居なのであるが
「このままでいいの?」と彼の妻はプラットホームで問いかける。
主人公は、それに答えて
「終点まで乗ってくれ」という。
離婚するのではなく、
自分の人生の最後までつきあってくれという意味であるが
主人公の妻絵の深い思いがうまく表現されている。

数年前、僕らのカフェ&ギャラリーkazeで知り合った方からの紹介で
奥出雲の温泉施設で数日過ごしたことがあった。

その折に、一畑電鉄に妻と一緒に乗って、松江から出雲まで行き
出雲大社に参拝したことがあり、この映画はすごく身近に感じた。

宍道湖の湖岸を走る電車の車窓の風景が印象的であった。

で、妻は、それをアップリケで表現したいと熱中した。
あーでもない、こうでもないといいながらも、とにかく完成!
出来映えは、大変いいものになったと思っている。

アップリケの製作に熱中している妻の姿が僕は好きである。
勿論、できあがったアップリケも気に入っている。

妻の完成おめでとう!といいたい。

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ちいさな家族 [絆]

2013年2月14日(木)

我が家の小さな庭に毎日、メジロのカップルがやってくる。
みかんを切って出しておくと、日がな一日おいしそうに食べている。
他の鳥が来ると、協力して追っ払うのである。
少々自分より大きな鳥でも負けてはいない。
縄張り意識の強いヒヨドリでも、ひるまないのだ。

朝、メジロの姿がないので、みかんを出すと、すぐどこからかやってくる。
きっと、どこかでみかんが出るのを見張っているんだろう。

コーヒーを飲みながら居間から、のんびりと庭を眺めていたら、
このカップルの愛らしい風景を見ることができた。
で、あわててガラス越しに撮影した。

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彼らを眺めていると、こちらまで心が和んでくる。
かわいい家族ができたような気分である。

 


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北の国を行く-6 [旅]

2011年10月22日(土)

今朝もいい天気である。気温が4度。
8時半にホテルを出発。

今日は朝から旭山動物園に行く予定だったが、
倉本聡の「独白」を買うために、動物園とは逆に南下。
富良野・美瑛広域観光センターに着いたのが、9時前で
まだ開店していないので、のんびり富良野駅の周りを散策。

近くに「北の国から」資料館があるらしく、看板が立っていた。

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9時事務所が開いたので、早速「独白」を2冊買った。
おまけに絵葉書まで貰った。
「気がつけば 今 五郎の生き方」なかなかいい絵葉書である。

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観光センターの方のお勧めもあり、資料館にも立ち寄ることにした。
30年という歳月が、豊かな資料となり、展示されていた。
思ったより、見ごたえのある資料館だった!

10時、旭山動物園に向かって、引き返していった。
西門から入り、アザラシを眺め、

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ホッキョクグマ館へ。
30分後に「もぐもぐタイム」だったので、早速並んだ。
きわどいとこだった。
というのも、僕らの後ろ2~3人いたが、その後に来た人は
係員から「もぐもぐタイム」に間に合うかどうか分からないと断られていた。
僕らはラッキーだったのだ。

で、白熊さんの、もぐもぐをしっかり見れたよ。
白熊は泳ぐとき、後ろ足も使うのかと思ったが、後ろ足は全く使わないで
前足だけで泳ぐのである。
その後姿が、なんともかわいい!!!

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もぐもぐがすむと、お散歩、

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それから昼寝!

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僕は、レッサーパンダが一番気に入った。
顔がなんともひょうきんでかわいいのだ。
木の上から、写真を撮る僕を眺めている。

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で、「お~~~い、元気か?」といったら、途端に大あくびした。

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「どういうこちゃい、あいさつぐらいしろよ」と大声で言ったら
少し、うろうろした後、こちらを向いて舌を出した。


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なんかパンダに遊ばれた気がして悔しい。

猛獣館に行ったら、トラの奴は、グータラで昼寝の真っ最中!

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百獣の王、ライオンは、さすがである。
腕なんぞ組んで、にらみを利かせていた。

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ペンギン館では、ペンギンが、ジッと立って哲学していた。

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と思いきや、時折、首をガックッとさせる。
哲学してるんじゃなく、寝てるんだ!

オランウータンのもぐもぐタイムに偶然出会わせた。
妻は、興奮して僕からカメラを取り上げて、シャッターを押し続けていた。
彼女は、オランウータンが一番気に入ったようである。

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オランウータンも大人になると道具を使うことを学んだらしく
透明のアクリル板の上に置かれたバナナを板を使って、引き寄せて食べていた。
少し進化して、人間に近づいたのだろうか?

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なんだか見てて可笑しくなるのが、カピバラ!

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キリンは、えらく気取り屋だった。

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まあ、とにかく園を一回りし、食事もした。

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2時過ぎ、動物園を後にして、旭川空港に向かう。

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レンタカーを返却。
走行距離1,246kmだった。

空港で待っている間に雨が降り出した。
天気様が、「お前らのために毎日晴れにしたけど、もう辛抱できん」と
言っているような気がした。

14時40分、北海道を後にした。

関空に着くと予約の車で京都に向かう。

今日の京都は、大雨・雷注意報がでて、
京の三大祭のひとつ、時代祭りが順延になったという。
すごい雨だったようである。
家に帰り着いた頃は、もう雨もやんでいた。
素晴らしい好天に恵まれ、本当にいい旅が出来ました。

        <北の国を行く-完>


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北の国を行く-5 [旅]

2011年10月21日(金)

雲ひとつない快晴!
今日は、美瑛の町、パノラマロードとパッチワークの路周りとした。

美瑛と富良野は、2004年8月にも訪れているのだが
晩秋の美瑛・富良野は、初めてである。

8時半ホテルを出発、千代田の見晴台へ行く。

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トラちゃんの写真等撮りながら、三愛の丘展望公園へ。

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偶然やって来た旅行者に記念写真を撮ってもらった。

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次は、新栄の丘展望公園へ、
白樺の木が迎えてくれた。

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畑の中の赤い屋根の家を眺めて、クリスマスツリーの木へ。

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パッチワークの路に行く前に
美瑛の市街地にある「丘のくら」で一休み。
美味しいアイスクリームを食べた!

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パッチワークの路は、当然「ぜるぶの丘」から開始!
花は、ほとんどないが、晴れ渡った空と空気が美味しい!

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で、バンザイ!

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次にケン・メリの木へ

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トラちゃんを撮影しながらセブンスターの木へ。

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親子の木。

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北西の丘展望公園を経て

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そして、マイルドセブンの丘へ!

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そろそろ昼食をとLand Cafeに向かう。
ここのオーナーは、野菜農場を営むドイツ人ステファンさんである。
1957年にドイツ北部の町グータスローで育ち、サラリーマンを経て
1995年来日、1998年より美瑛の町で営業始めたという。
ランチは、ドイツの家庭料理が基本だとか。

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料理を待ってる間に、広いお庭を散歩!

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気がつけば、cafeの庭からマイルドセブンの丘が見えるのだ!

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食事の後は、一路富良野へ。
かんのファームに立ち寄ったが、クローズされていた。
で、ジェットコースターの道を走り、
「フラワーランドかみふらの」へ向かう。

ジェットコースターの道は、まっすぐで、起伏の激しい道なので
ついついスピードも出て、僕はワクワクしているけど
妻は「死ぬ!死ぬ!」と大騒ぎしていた。
この道と同じような道が、2年前行ったプリンス・エドワード島にもあった!

「フラワーランドかみふらの」は、レストランと売店だけが営業していて
お花畑は、もう終わりだった。

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売店の奥から中高年の男女が出てきたが、男性は僕らには目も触れず
何処へか急ぎ足で出かけて行った。
「お花畑は、閉まってたけど、もう終わりですか?
トラバスに乗りたかったんだけど・・・・」というと
なんとも元気な声で
「今は収穫で忙しくて、猫の手も借りたいくらい。
客の相手をしてる暇はないよ。」とこれまた、何処かへ行ってしまった。

「よくまあ、そこまでしゃあしゃあといえるなあ!」と僕らは呆れ顔。
でも、なんか可笑しくなって、二人顔を見合わせて大笑い!

誰も居なくなった売店の商品を見てまわっていたら
例の女性が、入って来て、
「ジャガイモ煮たから、食べて行け」と食堂に案内してくれた。
わざわざ僕らのために作ってくれたのである。

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客は誰も居ない食堂で2~3人の女性が、収穫の仕事をしていた。
ホカホカのジャガイモをいただく。
これが、意外と美味しい!!!

で、ジャガイモいただいて、このまま帰ったんでは食い逃げになるから
お土産を買うことにした。
もって歩くのも面倒なので、宅急便をおねがいした。

次は、日の出公園ラベンダー園を散歩。
これが、山を切り開いたような公園で、僕には坂道がきつい。
が、上まで登ると富良野の町が一望できるのだ。

さて、山を降りて、麓郷へ一直線!
道も一直線!

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途中に「原始の泉」の看板があり、立ち寄る。
なんで原始の泉なのかは不明であるが、歌もあるらしく
歌詞が書かれている碑が建てられていた。

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道々、トラちゃんの写真なんぞ撮りながら、麓郷に入る。

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日は傾き、もう夕暮れが迫っていた。
麓郷中学校付近の道路では、生徒がローラースケートで遊んでいた。
駆け足で、五郎の丸太小屋、拾ってきた家、麓郷の森を散策!
すでに夕日が山の端に沈もうとしていた。

麓郷の夕焼けを眺め、帰途に着く。

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暗くなった畑では、トラちゃんがライトを付けて、忙しそうに働いていた。
北海道の農家は、今が収穫で一番忙しい時期のようである。

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今夜のホテルは、丘の上に建つ「富良野ホップストーアス」である。
部屋に入り、身支度をしてレストランに行く。

北海道旅行最後の夜なので、食事はホテルのレストランにしたのである。

が、レストランに入ると照明は付いているのだが、
客も店員も誰も居ないのだ!

探していたら、奥の厨房らしきところから人の話し声がする。
そこで大声で声をかけたけど、返事はない!
「ええ~~!どうなってんの?」とちょっぴり不安になる。

しばらくしたら、店員の男性が1人現れた。
「夕食注文したいんですが・・・・」というと
「はい」といって、テーブルに案内してくれた。

大きなガラス窓から、富良野の綺麗な夜景が眺められた。

ワインもつけて、今夜はご馳走を食べることにした。

料理を待っている間に、妻が本棚から本を一冊持ってきた。

倉本聡の「独白」と言う本である。
目次を見ながら、妻が拾い読みをしてくれる。
それを聞いていて、なにかグッと胸に迫るものがあった。
思わず二人一緒に口をそろえて「買おう」と言った。

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店員さんに聞くと、この本は一般書店では販売してないという。
富良野観光協会で販売しているというので、
急遽、明日買いに走ろうという事になった。

また、新しく素敵な出会いがあったように感じた。


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