酒田市観光-山形の旅3 [旅]
2013年6月26日(水)-2
北陸自動車道をひたすら走り、午後2時過ぎ、酒田市に入る。
早速「本間家旧本邸」へ直行。
本間氏は、千石船での豪商であるとともに3千町歩を有する大地主。
本間家旧本邸は、三代光丘が幕府巡見使一行の本陣宿として
明和4年(1768)に新築し、荘内藩主酒井家に献上したが、
その後返された。瓦葺き平屋書院造りで、表から見れば二千石旗本の
格式を備えた長屋門構えの武家屋敷造りで、奥は商家造りとなっている。
本間家は、武家屋敷は普段使わず、商家造りの方で生活していたという。
このように二つの建築様式が一体となった建物は、珍しく、
他に例を見ないという。
見学者は、僕らを入れて10人ほどなので、
ゆっくり説明を聞きながら見学できた。
本間家旧本邸から道路を挟んで別館が有り、
ここでは、当時の生活品などが展示され、売店もあった。
近くに本間美術館があるというので、足を伸ばすことにした。
モダンな建物の美術館は、庄内藩主酒井家や米沢藩主上杉家からの
拝領品が中心だった。
ところが、この美術館と同じ敷地に本名家別邸があった!
建物は「清遠閣(せいえんかく)」と呼ばれ、藩主が領内巡視の際の休憩所
としてつくられたが、大正14年には東宮殿下(昭和天皇)が宿泊されるなど
酒田の迎賓館としても使用されたという。
当時の建築様式や調度品が大正ロマンを感じさせてくれた。
清遠閣の前には、大きな庭園がある。
「鶴舞園」と名付けられている。
鳥海山を借景とする池泉回遊式庭園で文化10年(1813)に創られた。
池の中島に鶴が舞い降りたことから、藩主により名付けられたという。
見所の多い本間家関係で、以外と時間を費やした。
で、急いで次の目的地、土門拳記念館に向かう。
酒田出身の世界的写真家土門拳氏の全作品を収蔵、展示する日本で
最初の写真美術館ということで、ここを選んだ。
この美術館は、飯森山公園の池の畔にある。
館内は撮影禁止なので、外観だけになった。
館内は、すごく贅沢な空間があり、広い!
ゆったりとした椅子も、あちこちに設置されていて、
のんびりと作品を鑑賞できるように工夫されている。
閉館時間まで、鑑賞させてもらった。
酒田市立美術館も行きたかったが、タイムアウトになった!
昔々、本間家には行った記憶があるのですが、その頃も案内するひとがいたかどうかは記憶にありません。
土門拳記念館はその頃まだありませんでした。
酒田といえば初孫です。
by 斗夢 (2013-07-19 07:38)
斗夢さんへ
そうか斗夢さんにとっては酒田は初孫さんでしたか!
酒田は、なにか行政が行き届いた町造りをしているような印象を受けました。
いいところですね。
by kazenotomo (2013-07-19 13:09)