北の国を行く-5 [旅]
2011年10月21日(金)
雲ひとつない快晴!
今日は、美瑛の町、パノラマロードとパッチワークの路周りとした。
美瑛と富良野は、2004年8月にも訪れているのだが
晩秋の美瑛・富良野は、初めてである。
8時半ホテルを出発、千代田の見晴台へ行く。
トラちゃんの写真等撮りながら、三愛の丘展望公園へ。
偶然やって来た旅行者に記念写真を撮ってもらった。
次は、新栄の丘展望公園へ、
白樺の木が迎えてくれた。
畑の中の赤い屋根の家を眺めて、クリスマスツリーの木へ。
パッチワークの路に行く前に
美瑛の市街地にある「丘のくら」で一休み。
美味しいアイスクリームを食べた!
パッチワークの路は、当然「ぜるぶの丘」から開始!
花は、ほとんどないが、晴れ渡った空と空気が美味しい!
で、バンザイ!
次にケン・メリの木へ
トラちゃんを撮影しながらセブンスターの木へ。
親子の木。
北西の丘展望公園を経て
そして、マイルドセブンの丘へ!
そろそろ昼食をとLand Cafeに向かう。
ここのオーナーは、野菜農場を営むドイツ人ステファンさんである。
1957年にドイツ北部の町グータスローで育ち、サラリーマンを経て
1995年来日、1998年より美瑛の町で営業始めたという。
ランチは、ドイツの家庭料理が基本だとか。
料理を待ってる間に、広いお庭を散歩!
気がつけば、cafeの庭からマイルドセブンの丘が見えるのだ!
食事の後は、一路富良野へ。
かんのファームに立ち寄ったが、クローズされていた。
で、ジェットコースターの道を走り、
「フラワーランドかみふらの」へ向かう。
ジェットコースターの道は、まっすぐで、起伏の激しい道なので
ついついスピードも出て、僕はワクワクしているけど
妻は「死ぬ!死ぬ!」と大騒ぎしていた。
この道と同じような道が、2年前行ったプリンス・エドワード島にもあった!
「フラワーランドかみふらの」は、レストランと売店だけが営業していて
お花畑は、もう終わりだった。
売店の奥から中高年の男女が出てきたが、男性は僕らには目も触れず
何処へか急ぎ足で出かけて行った。
「お花畑は、閉まってたけど、もう終わりですか?
トラバスに乗りたかったんだけど・・・・」というと
なんとも元気な声で
「今は収穫で忙しくて、猫の手も借りたいくらい。
客の相手をしてる暇はないよ。」とこれまた、何処かへ行ってしまった。
「よくまあ、そこまでしゃあしゃあといえるなあ!」と僕らは呆れ顔。
でも、なんか可笑しくなって、二人顔を見合わせて大笑い!
誰も居なくなった売店の商品を見てまわっていたら
例の女性が、入って来て、
「ジャガイモ煮たから、食べて行け」と食堂に案内してくれた。
わざわざ僕らのために作ってくれたのである。
客は誰も居ない食堂で2~3人の女性が、収穫の仕事をしていた。
ホカホカのジャガイモをいただく。
これが、意外と美味しい!!!
で、ジャガイモいただいて、このまま帰ったんでは食い逃げになるから
お土産を買うことにした。
もって歩くのも面倒なので、宅急便をおねがいした。
次は、日の出公園ラベンダー園を散歩。
これが、山を切り開いたような公園で、僕には坂道がきつい。
が、上まで登ると富良野の町が一望できるのだ。
さて、山を降りて、麓郷へ一直線!
道も一直線!
途中に「原始の泉」の看板があり、立ち寄る。
なんで原始の泉なのかは不明であるが、歌もあるらしく
歌詞が書かれている碑が建てられていた。
道々、トラちゃんの写真なんぞ撮りながら、麓郷に入る。
日は傾き、もう夕暮れが迫っていた。
麓郷中学校付近の道路では、生徒がローラースケートで遊んでいた。
駆け足で、五郎の丸太小屋、拾ってきた家、麓郷の森を散策!
すでに夕日が山の端に沈もうとしていた。
麓郷の夕焼けを眺め、帰途に着く。
暗くなった畑では、トラちゃんがライトを付けて、忙しそうに働いていた。
北海道の農家は、今が収穫で一番忙しい時期のようである。
今夜のホテルは、丘の上に建つ「富良野ホップストーアス」である。
部屋に入り、身支度をしてレストランに行く。
北海道旅行最後の夜なので、食事はホテルのレストランにしたのである。
が、レストランに入ると照明は付いているのだが、
客も店員も誰も居ないのだ!
探していたら、奥の厨房らしきところから人の話し声がする。
そこで大声で声をかけたけど、返事はない!
「ええ~~!どうなってんの?」とちょっぴり不安になる。
しばらくしたら、店員の男性が1人現れた。
「夕食注文したいんですが・・・・」というと
「はい」といって、テーブルに案内してくれた。
大きなガラス窓から、富良野の綺麗な夜景が眺められた。
ワインもつけて、今夜はご馳走を食べることにした。
料理を待っている間に、妻が本棚から本を一冊持ってきた。
倉本聡の「独白」と言う本である。
目次を見ながら、妻が拾い読みをしてくれる。
それを聞いていて、なにかグッと胸に迫るものがあった。
思わず二人一緒に口をそろえて「買おう」と言った。
店員さんに聞くと、この本は一般書店では販売してないという。
富良野観光協会で販売しているというので、
急遽、明日買いに走ろうという事になった。
また、新しく素敵な出会いがあったように感じた。
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