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北の国を行く-4 [旅]

2011年10月20日(木)

白金温泉・パークヒルズホテルの朝、ゴトゴトという音で目が覚めた。
妻はもう起きていて、プリプリ怒っている。
理由は、昨夜一晩中エレベーターの音で眠れなかったというのだ。
僕らの部屋は、エレベーターの隣である。
朝食に行く前に、彼女は、スースー言って、フロントに向かった。
で、今日も宿泊するので部屋を変えて欲しいと苦情を言った。
僕らは、このホテルに2泊の予定なのである。
フロントは、快く部屋の変更を承諾してくれた。

今日のメインは、旭岳のハイキングである。
ホテルを出るとすぐ、両側に白樺林の道が続く。
気分は爽快!

まずは、沿道の「青い池」散策!
雲ひとつない青空の下、散策路を歩く。
暖かくて、上着も脱いで、歩いていると、
スケッチの途中で、おにぎりを食べているご夫婦に出会った。
その微笑ましい雰囲気につい声をかけてしまった。
旅先でフトであった人たちとの談笑も、旅を一層豊かな気分にしてくれる。

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池を半周したら、川に出た。
川原を鹿が一頭渡って行った。
「写真、写真!」と妻が大騒ぎするけど、鹿など撮影する気になれない。
鹿に悩まされている僕にとっては、鹿など蹴飛ばしてやりたい気分だ。

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とりあえず、交互に記念写真!

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青い池を後にした。

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目指すは、旭岳。
途中の綺麗な紅葉を眺めながら走る。
トラクターが畑の中に見えると妻は「トラちゃん、トラちゃん!」と言って
僕に停車命令をするのだ。

畑で働くトラクターの姿がかわいいといって、写真を撮るのである。
それも、行き過ぎたからバックしろのなんのと注文だらけ。
ある時は、バックしようとしたら、後ろが見えない!
なんと、すぐ後ろにトラックが止まっているのだ。
僕があわてて車を止めたので、トラックの運転手は、
さぞかしびっくりしたろうと思う。

が、どこかの地域のように、運転手が「バカヤロウ、気をつけろ!」
と怒鳴ったりしないのだ。
じっと待っててくれる。
こちらは、申し訳ない気分で一杯!
感謝、感謝です。

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旭岳ハイキングは、まずロープウェイで1,600mの姿見駅まで昇る。
駅についてみると、もうそこは積雪10cmほどあった。
で、長靴を借りて出発。

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妻はすたすたと登るが、僕はもう、必死!
なにしろ、肺気腫の上に肺がんの手術をした身なのだ。
おまけに、高地なので空気も多少薄い。
徒歩10分と書かれた第一展望台に着いた時は、もう苦しくて死にそう。
へたり込んでしまった!

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一周できるのだろうかと不安になった。
後で分かったのであるが、この最初が一番急なのぼりだったのである。
息を整えて、ゆっくりとマイペースで歩いた。

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噴煙の上がる様子を身近に眺め、姿見の池に向かう。

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反対側からやってきた同年代のご夫婦と出会う。
立ち話をしていたら、突然妻がそのご夫婦に「九州の人?」と聞く。
「福岡です。」という答えが返ってきた。
妻は、北九州市生まれなので、福岡弁を感じ取ったという。
それぞれ、どんな旅をしているのかの情報交換をして別れた。

姿見の池は、氷が張っていて、一部湖面が出ているところには
綺麗な旭岳の姿が映っていた。
本当に青い鏡のようである。

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で、ここでも交互に記念写真!

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ロープウェイで、下に下りてから、天人峡に向かう。
天人峡を一回りして、美瑛に引き返した。

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宮沢賢治の名作「セロ弾きのゴーシュ」が店名の由来と言うカフェ。
「Gosh」で遅い昼食を取った。

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食事が済むと、もう日が傾き始めていたので、
近くの「四季彩の丘」に出かけた。
晩秋の四季彩の丘の風景を眺めながら、お店の中を散策!

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2~3台しか車のない、影がなが~くなった駐車場を歩いていたら
めちゃボロボロのランドクルーザーが、体をゆすってエンジンをうならせていた。

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ドアの下部は、錆びてぼろぼろなのだ。
ナンバープレートをふと見ると、色あせた文字「滋」が目に入った。
滋賀県ナンバーなのだが、この車で・・・・と眺めていたら
助手席にいた婦人が、笑顔でこちらを見ている。
やがて、ドアのガラスを下ろした。

で、僕らも話しかけてみた。
北海道で獣医をしている息子さんと大阪からやって来た母親だという。
息子さんとこが、あまり居心地が良いので、もう1ヶ月以上居るという。
「大阪に帰りたくない!」という。

車は、ご主人が滋賀県勤務のときに買ったもので、もう35年になるという。
今は息子さんが愛用しているという。
「この車を見て、みんな笑う」と自慢話のように話してくれた。
よほどこのボロ車がお気に入りのようである。
まあ、とにかくボコボコと帰っていった。

駐車場の向かいに「ランチカフェ 風」というカフェがあったので、出かけた。
僕らの店も「カフェ&ギャラリーkaze」なので、なんか親しみを感じたのだ。

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ところが、このカフェは"カゼ"ではなく"フウ"だというのだ。
神戸から10年ほど前リタイヤして移住してきたというのだ。
何度も北海道に来て、この土地を購入し、
ログハウスは、自分らも一緒に建てたというのだから驚きである。
ビーフは、神戸から仕入れているという。
まあ、とにかくご馳走になり、帰途に着く。

ホテルに帰って、新しい部屋に入って、びっくりした。
昨夜の部屋とは、えらく違って、広いし豪華!
もしかしてスイートルームと思った。
ホテルの人が気を使ってくれたようである。
妻もご機嫌!だった。


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北の国を行く-3 [旅]

第3日目 2011年10月19日(水)

朝6時前、然別湖は、素晴らしい朝焼け!だった。
9時前、ホテルを出発、
今日は一番長距離を走る日である。

糠平湖への道は閉ざされているので、いったん南下して遠回りで、
まずは層雲峡を目指す。

道は、紅葉で大歓迎してくれている。

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273号線(東大雪の道)を糠平湖の西岸を北上する。
と、旧国鉄の士幌線の橋梁が眼下に見えた。

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昭和の初めごろは、今のような道も無く、このような橋梁を
造るのは、大変な苦労だったろうと思う。
更に行くと三の沢橋梁である。
ここで休憩。

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橋を渡ってみる。
糠平湖の湖面は、大波が押し寄せていた。
琵琶湖でも、こんな大きな波は、台風のとき以外は珍しいのにと思う。

で、よくよく眺めていたら、湖面の上は、強烈な風が吹いているようである。
僕らのいるところには、それほど風は吹いていないのであるが・・・・。

タウシュベツ橋梁は、今は水面下に沈んでいるので見ることが出来なかった。

ま、とにかく、延々と続く白樺林のある道を寄り道しながら走った。

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やがて、三国峠に到着。
小さな売店兼喫茶店が一軒あった。
が、中に入ると観光客ですし詰め!
何しろ店舗が狭すぎるのだ。20人も入れば、身動き取れないくらいである。
コーヒーどころではない。

しかし、一応記念に写真をと思うのであるが、これが困ったことに
三国峠の看板の傍に老人が1人立っていて、動こうとしないのだ。
記念写真でも撮ってるのかと思ったが違うのだ。
誰も彼にカメラを向けてないのである。
彼は、いつまでも、ジッと立ってるんで、仕方なく写真を撮ったが・・・・

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「いったいなんなんだ!」といいたい!

トンネルを抜けて下っていくと、行く手に白銀の峰が見えてきた。

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「ゲッ!あれって旭岳じゃない?
明日、姿見の池ハイキングに行く予定なのに!」
もう、びっくりである。

やがて、大函に到着。

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しばし散策して層雲峡温泉へ向かう。

層雲峡温泉の無料駐車場に車を止めて、外へ出る。
ところが、なんとも強烈な風が吹き荒れているのだ!
商店街に行くのも一苦労である。

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口に手を当てていないと、息も出来ない!
やっと、食堂に入って、ホッとした。

で、やはり北海道なので旭川ラーメンとラーメン定食を注文した。
食事の後は、歩いて散策したが、これがまた大変である。

まっすぐ立って歩けないくらいの風なのだ。
めげずに川向の公園を散策して引き返してきた。

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先を帰る妻の後姿を見ていたら、斜めに歩いている。
その姿がなんとも可笑しい!

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両手は鼻に当てて歩くので、一層変な歩き方である。

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ついに駐車場に入り口の壁にへばりついてしまった。

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北海道って、風の強いところなんだと思った。
黒岳へのロープウエイも風でお休みである。

何しろ、ここで出会ったのは、4人グループの中高年婦人一組だけなのだ。
観光客もバッタリ途絶えたような層雲峡温泉でした。
でも、僕らは不満ではない。
きれいな紅葉が迎えてくれたので、大喜びである。

後は、美瑛の白金温泉パークヒルズを目指して、ひた走りである。
道々では、目を見張るような紅葉が歓迎してくれた。

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当麻、道の駅で休憩を取る。
このころから、唇がひりひりしてかさかさになる。
で、オーストリッチオイルを塗る。
妙なことに、このオイルが必要になったのだ。
もう、ラーメンは食べないことにした。
どうも、あのラーメンが僕には合わなかったようである。
妻はなんとも無いという。
道の駅のソフトクリームがめちゃ美味しかった。
旭川を突き抜けて、美瑛に入る。

再び白銀の峰が見えてきた。
三国峠の下で眺めた白銀の峰の西側に来たのである。

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日が傾き始めていて、景色が夕日で赤く輝き始めた。

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やがて、林が燃え立つような赤みを帯びてきた。
幻想的な世界である。

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でも、畑では農家の人たちが収穫に忙しそうに働いている。

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夕日に映える畑で働くトラクターを、妻はかわいいといって
何枚も写真に撮る。

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トラクターを見かけると、「トラちゃんいる」と大喜びで撮影である。
が、車は急に止まれないのだ!
停めて欲しかったら、もっと早くに言えと言うのだが駄目!

結局、バックしなければならない羽目に何度も遭遇した。
「もうちょっとバックして!」
「ああ、バックしすぎ、少し前に出して」
とかカメラを窓から突き出して、いちいち命令するのだ。
「そんなに言うのなら、降りて撮影したら」というと
「めんどくさい」の一言。

フト気がつくと、すぐ後ろでトラックが止まっている。
関西だったら、「ばかやろう、何してるんだ!」と怒鳴られるところだ。
が、北海道の方は辛抱強いのか、何も言わずに待ってくれているのだ。
感謝である。

やがて、正面に美瑛富士、美瑛岳が見えてきた。

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白金温泉を通り越して、十勝岳望岳台に向かう。
もう日は傾き、山肌を赤く染め始めていた。

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十勝岳が赤く染まって見える。

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望岳台を散策していたら、空を真っ赤に染めて、太陽が沈み始めた。
綺麗で荘厳な落日である。

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しばし、われを忘れて立ちすくんだ。

日が沈んでしまって、真っ暗になった道を引き返し、ホテルに到着!
長い一日が暮れた。

 


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北の国を行く-2 [旅]

第2日目 2011年10月18日(火)

部屋のカーテンを開けると、然別湖が目に飛び込んできた。
なんと、この部屋は、湖に突き出すように思える部屋なのだ。
対岸の山の向こうから朝日が昇り始めていた。

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やがて、湖面にも日が差し始めた。

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窓の外には、白い小さな虫のようなものが飛んでいた。

大きなガラス張りのレストランで朝食を済ませて、
早速、遊覧船に乗ることにして、船着場に出かけようと
ホテルの外に出ると、強風にあおられた。

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白い虫のように見えたのは、なんと雪なのだ!
雪が舞っているのだ!

船着場に行くと、船は強風で危険なので出せないという。
で、あきらめて、阿寒湖を目指すことにした。

ところが、出かけようとしたら、
糠平へは道が欠損していて通行禁止だという。
糠平経由が阿寒湖には近いのであるが、これもあきらめて
南下して274号経由で行くことにした。

昨夜通った道を一部引き返すことになるのだが・・・・
時間にして30分ほど余計にかかることになった。
夕べは、暗くて気づかなかったが、
えらく高いところに然別湖はあるのだ。

扇が原展望台というのがあった。
ここからは、十勝平野が一望だという。で、一服!

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274号線のまっすぐな道を走りぬけ、一路、オンネトーを目指した。

沿道は、紅葉も終わりを迎えて、カラフルな風景が続く。
時折、車を止めて、広い大地の風景に浸る。

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驚いたことに、ひまわり畑を見つけた。
ひまわりの花が満開なのだ。
この季節に花を咲かせるひまわりがあるらしい。
びっくりした!

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すごく印象的なのは、冬枯れの木が立ち並ぶ山の峰である。
毛の薄くなった老人の頭みたいなのだ。

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畑には、幌のようなものをかぶせた物が立っている。
僕らには、それがなんだか分からないが、
妻は「ホウカムリ」と名づけた。
そういわれてみれば、そのようにも見えるから可笑しい!

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「道の駅ステラ・ほんべつ」で休憩。

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そこで妻は、小さなビンに入ったオーストリッチオイルを買った。
で、店員に「これはどこにつけてもいいの?」と聞く。
「ええ、どこでも大丈夫ですよ」と店員
「じゃあ、頭につけても大丈夫?」と妻
「勿論です。」
僕はその会話を聞き、
すぐに、あの毛の薄くなった山が浮かんで笑えてきた。
妻も同じことを考えたのだと思う。
その駄洒落は、店員は知るよしもないと思うのだが・・・・
更に、そのオイルが翌日僕に必要になることも、
そのときは、思いもしなかったのだ。

241号線に入る。
紅葉の景色も続く。

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二人でわいわい騒ぎながらも、法定速度を少し超えた速さで走る。
宿を出るとき、スピードには気をつけろといわれた。
なんでも、阿寒湖への途中は、良く取締りがされているとか。
しかし、法定速度で走るのは、なかなか忍耐が要る。

スピード感が京都とは、どうも違うのだ。
あたりが広々としているからだろうが、20キロほど感覚の差がある。
つまり、京都で走る感覚の時速60キロが
ここでは80キロと同じように思えるのだ。

時々、いい加減な案内をするカーナビと折り合いをつけながら、
オンネトーに到着。

きれいな湖である。

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ふと見ると妻が座り込んで双眼鏡を覗いてた。
が、その姿がお猿さんみたいで、なんとも可笑しいので写真に納めた。

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シーズンオフで観光客も少なく、天気は上々!
ゆっくりと湖畔の道を走り、きれいなオンネトーを満喫した。

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オンネトーに別れを告げて、次は阿寒湖!
ここは、風も無く、遊覧船に乗ることが出来た。

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でも、乗客は僕らだけではないかと、少し心配だった。
なにしろ、観光客らしき人の姿が無い!
出発のときがきたら、少し客がやって来た。
結果20人ほど。
ちょうとホッとしたよ。
なにも僕らが心配することは無いと思うのだが・・・

船上から眺める阿寒湖の景色も素晴らしい!!

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阿寒湖の景色を楽しんだ後は、再び然別湖の宿を目指して、帰途に着く。
あの毛の薄くなった山を眺め、
緑の畑と燃え上がる紅葉の山々を楽しみ

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収穫で忙しく働く農家の人たちにあいさつをし、気分は上々!

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ところがフト気がつくと道が違う!
どんどん森の中に入って行き、道も狭くなる。
人家も無ければ、人気も無い!
深い森である。
あたりに夕暮れが迫っていた。

清水谷と書いた小さな道しるべがあったので、地図で確認。
予感が当たって、糠平湖に向かっているのだ。
それでは帰れない。

で、273号線に出たところで、左に曲がる。
「このカーナビの奴!」とうなっていたら
「長時間運転してます。少し休憩を取られたらいかがですか?」と
カーナビが言うのだ。
「こいつ、時には、しおらしい事を言うじゃん!」と僕。
やっと、朝走った道に戻る。

やがて、大地に日が落ち、山火事のような夕焼けを眺める。
北の大地の夕焼けは、スケールが大きいように思えた。

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やがて、日が暮れて、暗い空の遥か向こうに黒々とした山が
かすかに見える。
「きっとあの山の中に然別湖があると思う」と妻。
人家も無くなり、真っ暗な道を走り始めた。

カーナビが「右です」という。
が、道は左にしかない。
仕方なく左に曲がり、走る。
「山が後ろになった」と妻が言う。
で、途中でUターン。
すると、カーナビもまともな案内をはじめた。

灯りひとつも無い真っ暗な道、行き交う車も無い!
突然妻が叫ぶ。
「狸がいる!」
急ブレーキをかけて車を止めるが、逃げてしまった。
その狸の後姿を、僕はチラッと見ただけで終わった。
狸がいたのは、道路の左側だったので、妻には良く見えたらしい。

「悔しいなあ」といいながら走っていたら
道路の右側の側溝から首から上を出したキタキツネがいた。

ジッと僕らを見ている。
また、急ブレーキをかけて、「カメラ」と叫びながら写真に撮ろうとした。
ところが、ところがである。
悔しいことに、こんなときに限って対向車が来た!
で、それに驚いて、キツネは、僕らの後方に走って消えた。

「何で、こんなときに限って!」と悔しくて仕方がない。

ホテルに帰ると、迎えてくれたのは、ものすごい強風!
車が左右に揺れるのだ!
こんなの初めて!

でも、生ビールで乾杯し、美味しい夕食の後は
露天風呂を独り占めで、くつろいだ。
ホッコリいい気分で床についた。


 


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北の国を行く-1 [旅]

第1日目 2011年10月17日(月)

北海道旅行出発の日
朝、6時30分、MK乗り合いタクシーが自宅まで迎えに来た。
で、伊丹空港で搭乗手続きをする。
8時50分発新千歳空港行きのJAL便。
座席が決まってなかったので、窓口で決める。

僕の手荷物が機内持ち込みぎりぎりだったので、
「今日は、満席なので預けた方がいい」といわれた。
きれいなバックなので、預けるときにビニールで包むように伝えるよう
アドバイスをいただいた。
長い列に並んで、やっと荷物預かり窓口に到着。

ところが、係の女性が、パソコンを見ながらなかなかOKが出ない。
やがて、別の人になにやら相談。
どうしたの?と不思議顔で待っていたら、彼女が手招きして僕に
座席表の一覧を示して、
「あなたの席は、二つの高校の修学旅行生にはさまれた真ん中です。
プラス1,000円の普通席が二つありますので、変更されたらいかがでしょうか?
追加料金はいただきませんので、お勧めします。」と言うのだ。
追加料金なしで、いい席に替われるのなら、ありがたいことなので、勿論OK。
なんと親切な対応だろうと思った。
で、急にJALファンになったよ。
これまではANAファンで会員になっていたのだが・・・・・

搭乗ゲートの行ってみると、ものすごい騒音!
黒山の高校生の話し声が耳を聾するよ。
でもJALさんのご配慮のおかげで、静かな席で快適に北海道に着いた。
感謝です。

千歳空港からレンタカーで早速、帯広に向かって出発した。
6日間、走行距離1,246kmの旅の始まりである。

真っ赤に紅葉したナナカマドの並木道を抜けると
あたりは、全山紅葉の道。

もう二人で歓声を上げながら、その紅葉の中を走る。
北海道は、この時期もう紅葉は過ぎ、冬景色ではと心配していたが
僕らを待ってくれていたかのような、紅葉真っ盛りなのだ!

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天気予報では、今日は雨ということで覚悟をしてたが、雨は僕らの
先を走っているらしく、路面はぬれているのに、雨はなし。

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十勝平野のはるかかなたに虹がでていた。

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今日の目標は紫竹ガーデン。

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数あるガーデンの中で、なぜ紫竹ガーデンかといえば
オーナー紫竹さんの生き方に妻が感動したためである。

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ご主人を亡くし、抜け殻のような生活を送っていたが
ある日これでは駄目だと庭つくり打ち込み、18,000坪のガーデンを
1人で作り上げた。
オーナーは、今84歳、
私たちを迎える姿は、元気そのもの。

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レストランでコーヒーを飲んでいたら、美味しいかぼちゃをご馳走してくれた。
ここにある木は、全部私が植えたものだと誇らしげに語っていた。
二人で紅葉の庭を散策。
今は、花より紅葉のガーデンである。

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見学が終わると、一路然別湖畔の宿ホテル風水に向かって走る。
途中、すっかり日がくれて、カーナビだけが頼りなのだ。

が、このカーナビ、時々とんでもない案内をする。
「右です」なんていうけど、右はガードレールしかない!
右に曲がるにも曲がれないのだ!
「いい加減なこと言うな!」とぼやきながらも目的地に無事到着した。
旅の初めにサービス券をJTBさんから沢山貰ったけど、
肝心な券は、みんな11月16日までで使えないのだが
シーズンオフらしく、客数も少なく、露天風呂は独り占め!できた!
ラッキー!

 


 


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年頭の祈り [生き方]

2011年1月6日(木)

マイケルジャクソンは、この世を去ってしまった。
でも、いまさらと言わないで欲しい。
僕は彼の生前には、ほとんど縁が無かった。
理由はわからないが、なぜか僕の興味の対象外にいた。

ところが最近、まるで彼が生きが返ったように、僕に呼びかけるのだ。
夢の中まで・・・・・
どうしたんだろう?
不思議な現実!
彼の歌が寝てもさめても頭の中に鳴り響く!

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で、僕も今年の年頭にあたり、祈る!
地球という星とそのすべての子供たちに愛と希望を!
あとは、以下の曲を聴いてください!
説明は不要だと思います。

Earth Song

Heal the world

We are The world

いまさらじゃなくてなんだと思う! 
そう思いませんか?

 


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涙は悲しい時だけではない-2 [音楽]

2011年1月5日(木)

ある日、突然のように妻が「The Rose」という歌が聴きたいというので
CDを買おうとしたが、見つからなかった。
この歌は、女性ロックシンガー、ジャニス・ジョップリンの生涯を描いた映画の中で
主演しているBette Midler (ベット・ミドラー)が歌った歌だそうです。
すると、同じ題名の映画のDVDがあることがわかり買った。
ベット・ミドラーは、見事にジャニス・ジョップリンを演じていた。

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が、歌の「The Rose」は、映画の中というより、映画が終わり、最後の字幕が
流れる中で、初めて歌われる曲だった。
聴いてみると、なるほど、印象に残るいい曲だと思った。
ところが、最近偶然字幕に英語と日本語の対訳のついた動画をネットで
見つけたので、聴いてみた。
いろんな人が歌っているが、僕はベット・ミドラーの歌が好きだ。
映画の影響もあったのかもしれないが、
聴いていて、こみ上げてくるものがあって、思わず涙した。
愛を歌った曲であるが、考えさせられる歌詞である。
「死ぬことを恐れている魂 それでは生きることの意味を学べない」という。

 


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涙は悲しい時だけではない! [音楽]

2010年8月25日(水) 

いまさら取り立てて言うことでもないが、涙は悲しい時だけではなく
感動に心が震えた時にも溢れてくる。
そして、この涙は、僕らに生きていることの素晴らしさを教えてくれる。
従って、この涙は、自分の人生を豊かなものにしてくれる。
だから、感動の涙は、大いに流そう!
そしてそれをかみ締め、それを波のように広げて、生きていこう!

豊かな人生とは、感動の涙を沢山経験することと、他の人にも、感動の涙を
分け与えることだと、僕は思います。
感動は、言葉を超えて直接人の魂の琴線に触れることだと思う。
優れた芸術が人種や言葉の違いを超えて
人に感動を与えるのも、そのためだと思う。
作品や行為にこめられた深い思いが人の心を捉えたとき、感動として
僕らは、それを自己化することが出来るのだと思う。
人間は社会的動物といわれるが、人を信じ、人のためにがんばることなしに
人間らしく生きるのは、難しいのではないだろうか?
人の最高の幸せは、多くの人たちと深く強い愛の糸で結ばれているという
実感だと思う。

ところで、僕はLara FabianのCARUSOを聴いて以来、彼女の大ファンに
なったのですが、日本ではあまりファンが多くないようで少し残念である。
が、人がどうであろうが、僕のFabianへのファンが揺らぐわけでもない。

Lara Fabian.jpg

日本で発売された最新アルバム(CD)『ワンダフル・ライフ』のジャケットで、
Lara Fabianは次のように語っています。
『人は誰もとても複雑な存在だと思う。
でも、その一方で、同じことに夢中になり、
誰もが人生の中で同じものを求めている。
それがワンダフル・ライフ。
素晴らしい人生を誰もが同じように求めている。
ただ、それぞれ異なるのがその求め方であり、求める過程なのだと思う。』

ここに感動のテーマにふさわしい彼女のコンサートの映像を発見した。
Lara Fabianのファンでなくても、一度見て欲しいと思う。
この"Je t'aime"(英訳 I love you)の聴衆大合唱、
何ときれいな声に聞こえることでしょう!
Lara Fabianと一緒に感動を味わってみませんか?

歌詞は
Lara Fabian 歌詞日本語翻訳 Je t'aime
ララ ファビアン「ジュテーム」 私はあなたを愛している

(Lyrics Copy に公表されたフランス語歌詞を引用しました。)


    私はあなたを愛している


わかったわ。
別れるには他の方法もあった。
このつらい沈黙の中で、
くだけたガラスの破片は私たちを少しは助けてくれたようだった。
私はあなたを許してやることを決断した。
愛しすぎているために犯してしまう誤りだった。

わかったわ。
私の心の中の少女は、何度もあなたを呼んだ。
あなたは、まるで母のように
私をくるみ込んで守ってくれた。
あなたから、私はこっそりと血を内に取り込んでしまっていた。
私たちは血を分かち合ってはならなかったのだ。
言葉と夢が終わったとき、私は叫びつつあった。

私はあなたを愛している。
私はあなたを愛している。
狂ったように、兵士のように、映画のスターのように。
私はあなたを愛している。
私はあなたを愛している。
狼のように、王様のように、自分ではない人間のように。
わかるでしょう。私はあなたをこんなに愛している。

わかったわ。
わたしは、すべての笑みとともに、すべての秘密をあなたに預けた。
兄一人だけが、口の堅い管理人であるような、
この石造りの家の中でも、
悪魔は踊りを踊りながら私たちを見ていた。
私が何より欲していたのは、
平静をよそおっていた体と体とが争いになることだった。

私はあなたを愛している。
私はあなたを愛している。
狂ったように、兵士のように、映画のスターのように。
私はあなたを愛している。
私はあなたを愛している。
狼のように、王様のように、自分ではない人間のように。
わかるでしょう。私はあなたをこんなに愛している。

私はあなたを愛している。
私はあなたを愛している。
狂ったように、兵士のように、映画のスターのように。
私はあなたを愛している。
私はあなたを愛している。
狼のように、王様のように、自分ではない人間のように。
わかるでしょう。私はあなたをこんなに愛している。

わかるでしょう。私はあなたをこんなに愛している。
 


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探査機「はやぶさ」の地球帰還に感動の涙! [生き方]

2010年6月16日(水)

日本の探査機「はやぶさ」は、2003年5月9日に地球を出発し、
2010年6月13日に7年の歳月を費やして地球上空に帰還した。
その間、3年間も宇宙をさまよい、予定から3年遅れの帰還である。
小惑星「イトカワ」探査機「はやぶさ」はまさに満身創痍の
苦難を乗り越えての帰還であった。

hayabusa.jpg

「はやぶさ」は、探査機ではあるが、まるで意思を持った生き物のような
実感を僕らに与えてくれるのは、
この苦難を乗り越えての出来事がそう思わせるのだと思う。
しかも、カプセルを地球に届け、自らは、生まれた地球を目の前にして
燃え尽きたのである。立派にその使命を果たしたのだ。
たとえ、カプセルにイトカワの岩石が含まれてなくても、
「はやぶさ」は、十分にその使命のために尽くしたのであり、
NASAの科学者トミー・トンプソン氏が語るように
「それは『アイス・オン・ザ・ケーキ(icing on the cake=あったら良いけど、
なくても構わない)』に過ぎないのです。
なぜなら、今回のミッションを通じて、
既に我々は非常に多くのことを知り得たからです。」

もちろん、はやぶさを支え、行方不明になってもあきらめずにがんばり通した
人々、宇宙航空研究開発機構のみなさんの賜物である。
それが「はやぶさ」を通じて、人類がなし得なかった偉業を達成したのであり
そのことが、僕らに大きな感動を与えてくれたのであると思う。
「満身創痍の絶望的な中での使命を果たしての奇跡的な帰還」が
感動を呼んだのだと思う。

まさに人の魂を揺り動かす出来事なのだ。
そして、人はみな自分の人生もそうありたいと願っているのではないだろうか?
V・E・フランクルがいうように『苦難と死は、人生を無意味なものにはしません。
そもそも、苦難と死こそが人生を意味あるものにするのです。』(「それでも人生にイエスと言う」より)
「はやぶさ」は、この「苦難と死」を僕らの目の前で示してくれたのだと思う。

感動 はやぶさ探査機 帰還の瞬間  そのとき・・



探査機「はやぶさ」の軌跡 舞-HaYABUSA ~Falcon of phoenix ~前編

探査機「はやぶさ」の軌跡 舞-HaYABUSA ~Falcon of phoenix ~後篇

 


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 [絆]

2010年4月24日(土)

今日は、息子の妻のお父さんの葬儀に夫婦で出かけた。
3月には、僕の妻の妹の夫の葬儀があり、なにか次々と
身近な人が永久の別れをしていくようで、さびしい気持ちになる。

僕の妹を21日に見舞いに行ってきたけど、話の出来る状態ではなかった。
余命いくばくもない予感に悲しみをこらえて帰宅した。
妹も肺がんで、もう治療さえ出来ない状態なのだ。

23日には、京大病院で、自分の肺がん手術後の検診に行った。
担当の先生から「まったく問題ない!」といわれたが、
妹のことが脳裏にあり、なにか素直に喜べない。

妹といえば、いつも思い出すことがひとつある。
幼い頃の出来事である。
僕が小学校3年生の頃だったが、6キロほど離れた隣町のお祭りに
母からもらった小遣いを握り締め、妹を連れて二人で歩いて出かけた。
いくつもの峠を越えて、人家もない田舎道を二人はしゃいで歩いた。
町に着くと妹は大喜びで、僕もうれしかったが、
妹はいろんなものを欲しがり、結局、自分の小遣いは使い果たし、
なお、欲しがるので、僕の小遣いを妹のために使い果たしてしまった。
夕闇迫る山道を風船を手にした妹を連れて帰る。
最後の峠を上り詰めたところに、長い暗いトンネルがある。
ところが妹は、怖いといって、トンネルに入ろうとしない。
一緒にいるから大丈夫だというのに、絶対に動こうとしない。
人気さえない山道は、もう暗くなりつつあった。困り果てた僕が
背負ってやるからというとやっと妹は納得し、僕の背中に乗った。
トンネルを出て、少し下ると、谷をこえた向こうに我が家が見える。
谷間の家々には、すでに灯りがついていた。
が、妹は、僕の背中から降りようとしない。
坂道を下り、今度は息を切らして坂道を登り、丘の上の我が家まで来ると
妹は、僕の背中から降りて、走って家に入っていった。
まるで、自分で全部歩いて帰って来たかのように。
だけど、憎めない妹だった。

その頃は、まだ人生は、始まろうとしていたのであるが、
今僕らは、人生の最後に
差し掛かっているのだ。
長くて、短い人生を振り返ると、万感の思いがよみがえってくる。

昨年5月、まだ動けるうちに故郷が見たいという妹を故郷に連れて帰った。
母親にも合わせた。
母親は、僕らが小さいときから、繰り返し僕らにいっていた事がある。
それは「親より先に死ぬのが最大の親不孝だ。親不孝をしないように!」である。
だから、妹のことは母親には言えないのだ。
母親は、今年で92歳。
ほとんどベットに寝たきりだけど、
トイレは自分でするし、食事の介護は要らないのだ。
おまけに、ぼけてはいないし、耳が遠いだけである。

故郷に帰ったついでに、例のトンネルのある峠に二人で出かけた。
今もそのトンネルは、ある。
当時と違うのは舗装されていることだけだ。
彼女の記憶は、ぼんやりしているようだけど、僕には鮮明に残っている。
トンネルを出たところで、車を止めて、妹に散歩をさせた。
緑が目にしみると妹は、うれしそうに僕に話しかけた。
妹の笑顔が、僕には、痛々しいのだ!

IMG_9019-2.JPG


IMG_9017-2.jpg

僕らは、親の意に反して、それぞれ別々だったけど故郷を出た。
そして今、妹は、自分の命の行く末を知り、故郷と母親の見納めをしているのだ。
あの古い歌「人生の並木道」が自分たちの歌のように思えていたが
今でも、その歌を聴くと涙がこみ上げてくるのだ。


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魂に響く音楽 [音楽]

2010年4月9日(金)

久しぶりにYou Tubeの音楽をサーフィンしていたら
僕の心を駆り立てて止まない曲に出会った。

IMG_0943.JPG

日ごろ僕が思うには、音楽と魂は直結しているのではないかと感じている。
なので、その時々の魂の色、魂の有り様によって、
同じ音楽でも魂を揺るがしたり、ただ通り過ぎて行ったりするのだと思うのだ。
逆に、自分の魂の有り様は、どのような曲や歌が魂を揺り起こすかを知れば
その有り様を自分で知ることが出来ると思う。
同じ音楽であっても、それに魂を奪われる人もいれば、何も感じない人もいる。
それは魂の有り様が異なるからだと思う。
僕の心を駆り立てた曲で、同じように心を駆り立てられた人がいたら
その人は、僕と同類の魂を持ち合わせているのだといえる。
もし、そのような人がいたら、是非お友達になりたいと思うのである。

で、その曲は「カルーソー(Curuso)」です。
それも、ララ・ファビアンのカルーソーであって、
ルチアーノ・パヴァロッティのカルーソーでは、ありません。
両方、掲載しましたので、聴き比べも出来ます。

「カルーソー」は、イタリア・ポピュラー音楽界の重鎮のルチオ・ダッラが、
有名なオペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティのために1986年に作詞、作曲した曲です。
トリノ五輪のフィギュア・エキシビションでも、パヴァロッティのバージョンが使われていました。
ララ・ファビアンのカルーソーは、Haunting Knockout Versionということですが、
文字通りHaunting Knockoutされました。


Pavarotti "caruso" live in Paris

Haunting Knockout Version of - "Caruso" by Lara Fabian


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