訪問ありがとうございます!
ブログ開始の詩 [詩]
<巻頭詩>
砂漠の中で
冷ややかな風が砂漠を覆い
三日月が中天にたたずむ時
孤独な旅人 ひとり 天を仰ぐ
永い苦しい旅路を振り返り
悲しさに 熱い涙を流している歩けども 歩けども
果てしない この砂漠
飢えと渇きに耐えかねて 叫んでも
ただ、ギラギラと照りつける白い太陽
熱い砂
それでも、砂漠の夜は旅人の心を癒し
心の傷のひとつ ひとつを
開いてみせる
旅人は疲れた体を横たえて 祈る
砂漠よ
お前 砂漠よ
不毛の砂漠よ
私は 緑の森とさわやかな泉が見たい
そのために 今日まで旅してきた
いつの日か
私の願いはかなうのだろうか?
かなうのなら 更に旅を続けよう
命果てるまで
でも 私の願いが 幻なら
お願いだからこのまま 私を砂の中に埋めよ!
■無断転用禁止
コメント 0